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#10歯周病予防
歯周病を一言で言うなら、歯の周囲にある歯肉(はぐき)に起こる炎症性の病気です。初期の頃には自覚症状が無く、なかなか気づきません。
しかしそのまま放置してしまうと、歯肉(はぐき)や歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまうこともあります。
「最近、歯が伸びてきた気がする……」や「歯磨きすると歯ブラシに血が付く」、あるは「歯がグラグラしてきた」というのは、歯周病の症状の一つです。
歯周病とは

歯周病を一言で言うなら、歯の周囲にある歯肉(はぐき)に起こる炎症性の病気です。
初期の頃には自覚症状が無く、なかなか気づきません。しかしそのまま放置してしまうと、歯肉(はぐき)や歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまうこともあります。
「最近、歯が伸びてきた気がする……」や「歯磨きすると歯ブラシに血が付く」、あるは「歯がグラグラしてきた」というのは、歯周病の症状の一つです。
歯周病の原因
歯周病の原因は、お口の中に棲んでいる細菌です。お口の中には400から700種類の細菌が棲んでいるとされ、これらの細菌の住処となるのが、歯に付着したプラーク(歯垢)です。プラークは、歯と歯肉の境目にできやすく、およそ1㎎のプラークの中には1億個ほどの細菌が棲みついているといわれています。
細菌たちは、単に棲みついているわけではありません。人の歯や歯肉にとって有害となる、毒素をつくり出すものもいます。これにより、歯肉が腫れてきたり、歯と歯肉との間に隙間ができたりします(この隙間を「歯周ポケット」といいます)。
お口の中を潤している唾液には、カルシウムやリン酸などが含まれていますが、プラークの中の細菌はこれらの物質と結合することで、硬い物質となって歯にこびりつきます。これが歯石です。細菌はさらに、出来てしまっら歯石をたどりながら、歯周ポケットの奥へと広がっていきます。
歯周病の原因となる細菌はとてもたくさんあり、数十種類におよぶ細菌が歯周病に関係していると考えられています。風邪やインフルエンザのように、1つの細菌やウイルスだけで起こる感染症ではなく、多くの細菌類によって起こるものなのです。
しかし、これらの細菌たちは、歯周病ではない人のお口の中にも存在はしています。では、歯周病になる人とそうでない人との違いは何でしょうか。
その原因はいくつかありますが、もっとも直接的な原因となるのが、歯磨きが充分に出来ていないことです。歯の周りには、たくさんの細菌を含んだプラークが出来ます。毎日の歯磨きが充分にできていれば、プラークも一緒に洗い流すことが出来ますが、歯磨きが充分でなければ、一度付着したプラークを洗い流すことが出来なくなります。
また、次のようなことに当てはまる人も、歯周病になりやすいと言われています。
糖尿病がある
喫煙者である
歯ぎしりや、
歯をくいしばるクセがある歯のかぶせ物や義歯
(入れ歯、差し歯)が不適切である食習慣が不規則
ストレスが多い
骨粗鬆症やホルモン異常などの全身疾患がある
(糖尿病含む)長期に薬を服用している
部分的に歯が無く、
いつも同じ方の歯で咀嚼している両親が若い時から入れ歯だった
口で呼吸することが多く、
口の中が乾きやすい免疫が低下している
(免疫抑制剤の影響など)
これらのうち、注意したいのが喫煙習慣です。喫煙者は、喫煙しない人と比べて3~8倍程度、歯周病になりやすいといわれています。
また、また金属製の歯のかぶせ物と歯の間に隙間ができると、そこにプラークが付着しやすくなり、歯周病になりやすくなります。
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執筆:今井 邦彦 ダイヤモンド今井デンタルクリニック 院長
【年間およそ5,000本】のセラミック矯正をおこなっている今井院長が、お値段以上の価値ある治療をご提供。 歯の形や色まで自由自在のセラミック矯正で、コンプレックスだった歯並びが一気にチャームポイントになる施術をおこないます。
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