「ハハハッ」と笑ってみようよ! 笑顔が自慢になるコラム
#42セラミック矯正で神経を残すことは可能?残した場合の痛みはある?
歯を美しく整えるセラミック矯正。しかし、歯を削るセラミック矯正には「神経を残すことはできるのか?」「神経を残した場合、痛みはあるのか?」といった不安を持つ方も多数いらっしゃいます。そこで今回は、セラミック矯正における神経を残す治療の可能性や、その際の痛みについて詳しく解説します。
セラミック矯正で神経を残すことは可能?

セラミック矯正において神経を残すことは可能です。神経を残すことは、歯の寿命を延ばすだけでなく、歯が自然な感覚を保つために重要な役割を果たします。神経があることで歯には栄養が供給され、健康を維持することができます。
ただし、極度の出っ歯などで、歯の形状を大きく整える必要がある場合、歯を削る範囲が広がり神経に触れる可能性が高まります。この場合、痛みを防ぐために神経を抜く処置が必要になることがあります。
また、すでに虫歯が進行していたり、歯が大きく破損している場合も神経を抜く可能性があります。歯の状態が悪い場合、神経が炎症を起こしていることが多く、治療の一環として神経を抜かざるを得ないのです。これはセラミック矯正に限らず、通常の虫歯治療も同様です。
神経を抜く必要があるかどうかは、事前のカウンセリングで歯科医と相談することで明確になります。治療前の診断をしっかり受け判断するようにしましょう。
神経を残した場合の痛みはある?

神経を残すセラミック矯正では、治療後に痛みを感じる可能性があります。ただし、その痛みの程度は個人差があります。全く感じないという方もいれば、ひどく痛む方もいらっしゃいます。後者の場合は何か問題がある場合もあるので、我慢せずに治療したクリニックに相談するようにしましょう。
痛みにはいくつか種類があります。まず、治療直後の痛み。治療直後にしみるような痛みや違和感を感じることがあります。これは、治療中に神経が過敏になっているためで、時間と共に軽減するのが一般的です。
また、治療後の知覚過敏。特に冷たいものや熱いものがしみるといった症状が起こる場合があります。これも一時的なもので、多くのケースで数週間以内に治まります。
そのほかにも神経を残すことで痛みを感じる場面があります。繰り返しになりますが、我慢できない痛みの場合はクリニックに相談をしてください。
神経を残すメリット
そもそもなぜ、歯の神経は残したほうが良いのでしょうか?何よりも言えることは、「歯の寿命を延ばせる」という点です。神経があることで歯に栄養が供給され、健康な状態を長く保つことができますし、噛む感覚や温度の変化を自然に感じることができるので外的要因で歯を痛める可能性も低くなります。
また、意外な点ですが、神経を抜くと食事の楽しみも減る、といわれています。神経を抜いてしまう歯の感覚が失われ、食感や歯ざわりなどの感覚が鈍くなってしまいます。そのため、食事の楽しみが減少してしまうのです。
-
執筆:今井 邦彦 ダイヤモンド今井デンタルクリニック 院長
【年間およそ5,000本】のセラミック矯正をおこなっている今井院長が、お値段以上の価値ある治療をご提供。 歯の形や色まで自由自在のセラミック矯正で、コンプレックスだった歯並びが一気にチャームポイントになる施術をおこないます。
院長について