治療目的とする歯の作成・装着の費用

治療を受ける人の年齢や矯正の目的から、歯列矯正が必要と認められる場合の費用は医療費控除の対象になると言われています。

矯正治療をしないと、歯並びや噛み合わせの異常によって歯や顎の骨、全身の発育に影響をおよぼす場合などは対象になります。

セラミック矯正をする目的によっては、医療費控除の対象になるかもしれないので、歯科医師に相談してみましょう。

処方された医薬品の購入費用

治療に必要で処方された医薬品の購入費用や、治療のために購入した市販薬の費用は医療費控除の対象になります。

治療に関係のない、健康増進のための医薬品やサプリメントの購入費などは含まれないため注意しましょう。

公共交通機関を利用した通院費

電車やバスなどの通院時に利用した公共交通機関の費用は、医療費控除の対象に含まれます。また、子どもの通院の付き添いなどで支払った付添人の交通費も対象です。領収書がない場合は確定申告で利用できるように、通院した日付と金額を毎度記録するようにしましょう。

審美目的の治療費用

歯科矯正のなかでも、審美を目的とした治療費は医療費控除の対象になりません。歯の形や色、見た目を良くするためにおこなうセラミック矯正の治療費も、対象に含まれないことが多いです。矯正後のメンテナンスや、歯の交換の費用も対象にならないので注意しましょう。

通院時のガソリン代や駐車場代

医療費控除の対象となる通院費に、自家用車のガソリン代や駐車場代は含まれません。通院費の対象となるのは、公共交通機関を利用した費用に限られると法律で定められています。

ローンの金利や手数料

他に医療費控除の対象にならないものとして、ローン支払いしたときの金利や手数料が挙げられます。しかし、支払った治療費は医療費控除の対象になる場合もあるので、歯科ローンの契約書や信販会社の領収書を保存しておきましょう。