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#25虫歯の治療後、二次虫歯になりにくい詰め物、被せ物はどの素材?
「虫歯を治療したのに、なぜまた虫歯になるの?」「詰め物や被せ物は種類がたくさんあるけど、どれがいいの?」 虫歯の治療をしたときに、こういった疑問を持つことはありませんか? 今回は、二次虫歯のことや詰め物、被せ物の種類について解説していきます。
二次虫歯とは?

二次虫歯は二次う蝕や二次カリエスとも言われ、過去に虫歯治療をした歯が再度虫歯になることです。 主に、詰め物や被せ物の下に発生します。 二次虫歯を繰り返して歯を削る治療を重ねると、さらに治療範囲が広くなり歯へのダメージも大きくなります。
詰め物《保険》
メタルインレー
素材は金銀パラジウム合金で、日本で最も多く使われています。
メリット
噛む力などの衝撃に強い
摩耗しにくい
デメリット
金属アレルギーがある人には使うことができない
強度が高いため、他の歯を摩耗させる可能性がある
見た目が金属色
コンポジットレジン(レジン、CR)
小さな虫歯や前歯の治療時に用いる樹脂製の素材です。
メリット
金属アレルギーを持つ方にも使える
歯の切削量が少ない
型取りを必要としない
デメリット
変色や着色しやすい
強度が弱い
詰め物《保険外》
ゴールドインレー
金を使用した詰め物です。
メリット
金属アレルギーを起こしにくい
硬すぎず軟らかすぎず、歯と同等の硬さがある
吸水性がないため、劣化しない
歯と同じ熱膨張率
寿命が長い
デメリット
価格が高い
見た目が金属色
被せ物《保険》
硬質レジン前装冠
金属の被せ物の表面に白色のプラスチックを張り付けたものです。
メリット
中身が金属なので強度が高い
色が歯と似ている
デメリット
時間がたつと変色してくる
裏側から金属が見える
奥歯には保険適応されない
金属冠
素材は金銀パラジウム合金で、いわゆる銀歯です。
メリット
割れにくい
デメリット
見た目が金属色
被せ物《保険外》
メタルボンドクラウン
中身は金属で、外から見える部分にセラミックを焼き付けた被せ物です。
メリット
セラミックなので変色しない
プラークが付着しにくい
歯に近い色合いで目立ちにくい
デメリット
歯茎が下がると、中身の金属が見えることがある
嚙み合わせの面が欠けることがある
ジルコニアクラウン
人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアを使用して作られています。
メリット
変色しない
金属アレルギーの心配がない
強度が高く割れにくい
デメリット
トラブルが起きた時に外すのが大変
価格が高い
オールセラミッククラウン
内側も外側も全てセラミックで作られています。
メリット
金属アレルギーの心配がない
透明感や艶がある
長期に安定する
変色しない
耐熱性、耐摩耗性、耐変形性に優れている
デメリット
価格が高い
強度の観点から歯を削る量が多い
ゴールドクラウン
金合金やプラチナ合金などの貴金属を使用した被せ物です。
メリット
金属アレルギーを起こしにくい
硬すぎず軟らかすぎず、歯と同等の硬さがある
吸水性がないため、劣化しない
歯と同じ熱膨張率
寿命が長い
デメリット
見た目が金属色
価格が高い
熱伝導率が高いため、熱いものや冷たいものがしみる場合がある
まとめ

虫歯治療で使う素材はさまざまです。選ぶときに大切なことは、ご自身の口腔内や体の状況にあっていて、予算内で治療が受けられることですそれぞれの特徴を参考にしたうえで、歯科医院と相談することをオススメします。
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執筆:今井 邦彦 ダイヤモンド今井デンタルクリニック 院長
【年間およそ5,000本】のセラミック矯正をおこなっている今井院長が、お値段以上の価値ある治療をご提供。 歯の形や色まで自由自在のセラミック矯正で、コンプレックスだった歯並びが一気にチャームポイントになる施術をおこないます。
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